基礎捨てコンクリート打設
本日は、基礎捨てコンクリート打設を紹介したいと思います
捨てコンクリートは、基礎下や地中梁下、地面に接するスラブ下に
設ける無筋コンクリートのことです。
捨てコンクリートの目的の1つは、「墨出し」です。
建物は基礎⇒1階⇒2階・・・というように、下から上へと順番につくります。
何もない更地で、真っすぐ建物を建てようと思うと、何らかの目印が必要です。
その目印が、通り芯であり、通り芯をつくる作業が、墨出しになります。
2つめの目的は作業性の向上です。捨てコンクリートを打つことで作業箇所が
平滑化します。例えば基礎の配筋をするときスペーサーが必要ですが、
捨てコンが無ければ満足にスペーサーを配置することもできないでしょう。
捨てコンクリートは建物の強度と直接関係はありませんが、前述した施工性と
密接にかかわっており欠かすことのできない部材です。
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